豊島視察研修

■ 開催日 2025年12月8日(月)

■ 視察場所 香川県小豆郡土庄町 豊島

  • 豊島産廃跡地および資料館
  • 自然・景観・食:唐櫃の清水、唐櫃の棚田、壇山(岡崎公園・頂上展望台)、食堂101号室、いちご屋、豊島みかん園など
  • アート施設:豊島美術館、心臓音のアーカイブ、甲生地区屋外作品(「国境を越えて・祈り」「海を夢見る人々の場所」)、豊島横尾館
  • その他:ソーラーパネル設置場所

■ 視察研修の目的

直島塾の先進地視察研修プロジェクトは、本来、移住・定住促進などの地域振興策について先進的な取り組みからノウハウを学ぶことを目的としています。しかし本年度は、「瀬戸内国際芸術祭2025」の開催年であることから、瀬戸芸を通じて地域がどのように変わりつつあるかを体感することを重視しました。 特に、瀬戸芸の原点ともいえる豊島を訪れ、現在のアートの島としての姿に触れるとともに、豊島の歴史を語る上で欠かせない「豊島事件(産業廃棄物不法投棄事件)」の跡地を視察し、島の負の歴史とその再生の歩みを学ぶことを目的として企画されました。

■ 視察の様子と概要(どんな感じだったか)

今回の視察は、瀬戸内国際芸術祭2025の開催年であることを踏まえ、アートを通じて地域がどのように変わりつつあるかを体感するとともに、豊島の歴史を語る上で欠かせない「豊島事件(産業廃棄物不法投棄事件)」の現場を学ぶことを目的として行われました。

1. 産廃問題の現場から学ぶ、負の歴史と島の再生
視察のハイライトとなったのは、石井亨土庄町議の解説による産廃跡地ツアーです。かつて全国最大規模の不法投棄が行われた現場や資料館を訪れ、参加者はその「何もなさ」に過去の重苦しさを痛感しました。当時の理不尽な状況に諦めず、島民が一丸となって故郷を守り抜いた結束力や、元の状態に戻すという世界初の試みについて直接話を伺い、多くの参加者が胸を打たれました。

2. アートと自然が調和する美しい景観
午後からは、美しい自然や現代アートを巡りました。豊島美術館と周辺の休耕田を再生した棚田の風景や、壇山頂上から見渡す瀬戸内海の多島美に、参加者は深く感動しました。また、甲生地区の海岸に設置された屋外アートなど、地域に根ざした作品にも触れることができました。

3. 現在進行形の課題と向き合う
美しい景観の裏側で、島外事業者による大規模なソーラーパネル設置問題といった、現在進行形の課題についても視察しました。

■ まとめ
単に美しい自然やアートを鑑賞するだけでなく、人間の強欲が生み出した公害という負の歴史から立ち上がり、未来へ向けて再生を続ける「豊島の本当の姿」に触れる非常に意義深い視察となりました。参加者からは、「次世代への責任や郷土愛の強さを教えられた」「表面的な美しさの背景にある、人々の想いや苦労を理解し、伝えていくことの大切さを実感した」といった声が多く寄せられました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!